時代背景  | ふるさと-JAPANの音楽
昭和31年という時代

昭和30年代といえば、「神武景気」・「岩戸景気」を中心とする“高度成長時代”であり、テレビ・洗濯機・冷蔵庫という“三種の神器”が普及して生活が豊かになっていった時代、と一括りにされがちです。しかし、テレビ・洗濯機・冷蔵庫も一般家庭に急激に普及していったのは、実際には30年代半ば以降のことでした。

昭和31年は、本格的な戦後復興がはじまり、これから高度成長期に向かうという転換期の年だったのです。この年の末には国際連合への加盟が決まったものの、国内にはまだまだ太平洋戦争の爪あとが残っていました。

街のあちこちには空き地が残り、近所には「戦争で家族を亡くした」という人がたくさんいた・・・。家電製品などの耐久消費財や生活必需品、そういったモノの面ではまだ貧しかった時代・・・。でも、お互いに助け合ったり、譲り合ったりして暮らしていくのが、都会でもごく当たり前だった・・・。それが昭和31年だったのです。




1月15日 美空ひばりショーに群衆が殺到し、1人が死亡し9人が負傷する。   1月1日 スーダンがイギリスから独立
1月23日 第34回芥川賞が、石原慎太郎の「太陽の季節」受賞。26歳。      
      1月28日 アイゼンハワー大統領が、ブルガーニン首相の示した米ソ友好条約の締結を拒否する。
2月1日 『ビルマの竪琴』(日活)(監督=市川崑)は、第17回ベネチア国際映画祭でサン・ジョルジオ賞を受賞(9月)      
2月19日 「週刊新潮」創刊。週刊誌ブーム始まる      
2月25日 朝日新聞の親さがし運動はじまる      
      2月26日 ソ連共産党第20回大会でフルシチョフがスターリン批判の演説を行う。
3月10日 運輸省航空局、羽田・伊丹など4空港の航空管制権を米軍から引き継ぐ   3月2日 モロッコがフランスから独立
      3月15日 ニューヨークでブロードウェイミュージカル「マイ・フェア・レディ」の公演開始
      3月20日 チュニジアがフランスから独立
4月2日 戦後初の債券市場再開      
4月21日 水俣病正式発見。      
5月9日 フィリピンとの賠償協定調印(同年7月23日発効)
日本登山隊(隊長・槇有恒)、ヒマラヤのマナスル(8125m)に初登頂
     
5月17日 石原慎太郎原作で石原裕次郎主演の映画「太陽の季節」が封切られる。この映画がきっかけで「太陽族」という言葉が生まれる。      
5月31日 巨人軍の川上哲治が史上初の2000本安打を達成する。      
      6月13日 イギリス軍がスエズ運河から撤退し、イギリスの支配が終結する。
7月17日 経済企画庁、経済白書「日本経済の成長と近代化」発表(技術革新による発展を強調。“もはや戦後ではない”が流行)   7月26日 エジプト、ナセル大統領がスエズ運河の国有化宣言
      9月20日 ニューヨークで、国際原子力機関(IAEA)の創立総会が開催される。
10月5日 ギリシャ領事館開設      
10月12日 立川基地の拡張のため、砂川町2次強制測量が実施される。地元反対派、支援労組、学生が警官隊と衝突する。      
10月19日 日ソ共同宣言   10月23日 ハンガリー動乱勃発
11月4日 NHKテレビの定時放送が1日6時間に延長される。      
11月6日 NHKラジオでスタートした「お笑い三人組」がテレビに移行する(以後9年間続く)。      
11月14日 米原−京都間が電化され、東海道全線電化実現。      
      11月22日 メルボルンで第16回オリンピックが開催される。
12月12日 日ソ国交回復、批准書交換   12月4日 ハンガリー動乱によるハンガリーからオーストリアへの亡命者が11万人に達する。
12月18日 日本が国際連合に加盟      
12月20日 NHKがカラーテレビ東京実験局を開局する。テレビ受信契約数30万を超える。      
12月23日 石橋湛山内閣成立
大阪テレビ放送〔現:朝日テレビ〕、中部日本放送テレビ開局
70ミリ映画『オクラホマ』(RKO)、新宿・梅田両コマ劇場で公開