制作ノートインデックスメイキング04
メイキング04 新垣勉さん その歌声との出会い
 
 
新垣勉さん

明日2月21日は、ワオ・コーポレーション制作の第一回アニメ作品「NITABOH」が、銀座でロードショー初日を迎える。
その前日、次回作「ふるさと-JAPAN」で歌っていただくことが決まった、新垣勉さんのコンサートが日本武道館で行われた。
われわれ制作スタッフは全員、コンサートにかけつけた。
まるで、時を合わせたかのようなタイミングの良さに、何かの縁を感じながら・・・・・・。

●衝撃の歌声●

監督と新垣さんの出会いは1年半前に遡(さかのぼ)る。
「NITABOH」制作のために、ほぼ毎週大阪と東京を行き来する中、監督は新幹線では本を読みながら、イヤホンでラジオを聴くのが常だった。
ある日、ラジオから流れてきた新垣さんの“荒城の月”を聞いた時、「体中に衝撃が走るのを覚えた」と監督は後に語っている。
次回作の構想を暖めていた西澤は、「この声、この歌を中心につくろう」と、この時決めた。

人との出会いは不思議だ。偶然の産物か何かの必然なのか。
たくさんの人とのいい出会いで、1作目も完成することができた。
「新垣さんの声に出会っていなかったら、この作品は生まれてこなかった」とまで言い切る監督。心の奥深くに触れた声が、今、武道館に響き渡っている。
人生そのものが、伝わってくるような歌声に感動をおぼえない人はいないだろう。武道館に集まった10,000人の人々が、水をうったように聞き入っている。

●ギャグの連発●

新垣さんレコーディング風景

ところで、新垣氏、ご自身でも「私のコンサートは、たくさんのトークがあってとっても楽しいんですよ」と話している。2時間をたったおひとりで歌うなんてと心配はしていたのだが。
そのとおり、ダジャレ連発のトークコンサート。
「今日は遠くから来た人も、近くから来た人もみなさん<トーク>コンサートですよ」とか、 「カシミヤのマフラーをしていると、友達から”ちょっと<かしみや>なんていわれるね」など、曲の合間に楽しいお話をちりばめてくれる。

“荒城の月”を歌う前には、「ワオ・コーポレーションが作って2006年に公開されるアニメ映画で、私が歌うことになりました。これが前<こうじょう!>なんて。」と、しっかりと宣伝をしてくださった。
ファンの方、待っていてくださいね。

監督がこれだ!と感じた新垣氏の歌声を生で聴いたスタッフも、原作とあわせてイメージを膨らませた。
「いい作品ができる」自信がわいてくるコンサートだった。

 
 
<文・写真 西澤真佐栄>