制作ノートインデックスメイキング062日目
2日目 童謡<合唱とソロ>のレコーディング
 
 

今日は13:00スタート
◆タンポポ合唱団も参加

タンポポ合唱団の皆さん

今日も暑い!。子どもたちはそれぞれにマイ飲料水のボトルを手に集まってくれた。
タンポポ合唱団が歌ってくれるのは『ふるさと』。
『ふるさと』は、『赤とんぼ』に次いで誰もが口ずさめる童謡で、始まりの「うさぎ追いしかの山〜」と聞くだけで、自分の故郷を思い出す人が多い。
村上プロデューサーもこの曲に弱い人のひとり。「曲が始まったとたんに、こうなんていうか胸がジーンとしてダメなんですよ」と、もうタオルを握りしめている。
今回、ソロで歌ってもらう部分があり、合唱団の2人が挑戦してくれた。
どちらも魅力的な声の持ち主で、甲乙つけがたい。選びがたくなってしまったほどだ。
ソロではなく、2人で歌ってもらおうかとも考えたが、やはりここはソロで。
「2人ともとってもじょうずで困っています。が、どちらかに決めなければいけません。
おふたりのどちらになっても、それは絵のイメージにあわせてどうかという判断ですから、そう受け取ってくださいね」と西澤監督は声をかけた。 タンポポ合唱団は、ほぼ全員が将来音大に入ることをめざしているという。
「だから、声を酷使することはせず、いつも自然体で歌うことを心がけています」と代表の大瀧秀子先生は語ってくださった。
今回の『ふるさと』は、2番でソロが入り、3番では2部に分かれてのハーモニー、また、メロディーを追いかけるといった手法も取り入れて、華やかさも出している。

やはり、昨日と同じかな。
みんな偉い先生方を前に緊張している。
「歌うのは1回きりじゃないからね。何回でもとれるんだから、大丈夫だよ」と、若松先生も声をかけてくださって、レコーディングは進められた。
「夢は今もめぐりて〜」のところは、もう少し丁寧に発音してください」と細かなアドヴァイスにすぐに応え、次は完全にクリアする子どもたち。
監督からの、「落ちついた声、丁寧な歌い方、『ふるさと』にぴったりのみなさんだったと思います。ありがとう」と感謝のことばで、レコーディングは無事終了。

◆最後のレコーディングは杉並児童合唱団

杉並児童合唱団のみなさん
杉並児童合唱団のみなさんは、毎年ミュージカルの地方公演も行っている。
今年は宮崎県の予定で、今日のレコーディングの後、明後日には九州に向かうという。公演直前の忙しい中、元気に集まってくれた子どもたちの表情は明るい。

15:00
『花の街』の収録から始まった。
吉澤摩耶さん(左)と渡辺かおりさん(右)ソロで歌ってくれるのは吉澤摩耶さん。5月に行ったオーディションで、吉澤さんに歌ってもらうことに決まった。
声そのものの魅力と伸びやかさ、さらにしっかりした歌い方が作品のイメージと一致したからだ。
歌の途中、ピアノを弾いている先生と一緒に歌う場面がある。
先生役をピアノ演奏の渡辺かおりさんに歌っていただくことになった。
この日初めて会った2人だったが、2、3回練習するうちにだんだん息が合っていくのがわかる。

西澤監督監督も改めて「吉澤さんは本当に丁寧に歌いますね」と絶賛。
さらに、監督は「1番の”春よ春よ〜”はもう少し盛り上げて、春の明るさもイメージして」と自らアドヴァイス。今にも歌い出しそう。一人で歌うソロは、ちょっとした声のブレもごまかせない。
レコーディングの様子はまるでプロの歌手といった感じだ。先生とのハーモニーもすばらしく、スタッフもみなうっとりと聞きほれてしまった。


16:00
最後のレコーディング曲は『月の沙漠』。
杉並児童合唱団のみなさんが、引き続きがんばってくれた。
23日25日とここまで順調に進みすぎた?レコーディングだが、ここでちょっとしたトラブル発生。杉並児童合唱団のみなさん今日まで何度も練習してきたみんなだが、歌い始めてなんだかぎこちない。
監督も「う〜ん。なんかおかしいですよ」「曲の中で伸ばすフレーズのところの、楽譜の音符と言葉が合っていませんね。ミスプリントで伸ばす部分だけ1文字ずれています」と音楽制作のメンバー。
子どもたちは渡された楽譜とおりに、でもどこかおかしいなと感じながら歌っていた。
即座に楽譜が訂正されて、いつもとおりの歌声に戻った。

が、もうひとつ問題が・・・。
23日のピアノ伴奏の録音時にも出た話だが、『月の沙漠』はテンポが難しい。
遅いと歌いにくいし、早すぎるとこの曲のもつ情緒が出てこない。
微妙な早さが鍵となる。
「子どもたちが歌いにくそうだけど、少し遅いんじゃないですか?」と監督も心配顔でみつめる。
クリヤさんと検討の結果、少しテンポを早めて歌ってもらうことに。
杉並児童合唱団の津嶋先生も、「あまりゆっくりだと重くなるし、悲しくなります。私もこのくらいがいいと思います」とおっしゃって、再スタートとなった。
ラクダに乗って、沙漠をゆく2人。その情景を思い浮かべながらOK出しが行われた。

『月の沙漠』でもソロの部分がある。レコーディングも長くなり、みんなの声の調子もだんだん疲れてくることが考えられたが、18:00無事に終了。
みなさん本当にお疲れさまでした。
右端がソロを歌ってくれた吉澤さん


◆ここからきっと
音楽監督のクリヤ・マコトさん他、音楽スタッフの眠れぬ日々が始まります。
2日にわたって録音した材料を編集する作業に入るからです。
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1日目
 
 
<文・写真 西澤真佐栄>